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2012年1月19日木曜日

イラン原油制裁の真意について

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米国がイランの原油輸出に対する制裁措置を強化していることについて、
その真意はどこにあるのか。

経済面
アメリカでシェールガスが産出可能になったことで、
アメリカは国内の石油燃料をガスに替えることができる(エネルギー生産コスト減少)、
外国へ輸出することでアメリカが方針として挙げている輸出倍増計画の達成につながる
といった経済効果がある。

国際政治面
これもまたアメリカがここ十数年の方針である多極化の流れに沿っている。

中東地域に制裁をかけることで中東地域の民主化(イスラム主義の再興)につながり、
中東地域が1つの極として自立していく。
アメリカが中東地域に戦争をしかけて依頼、中東地域はアメリカ依存の現体制から
独立しようとする民意が高まっている。
今回の経済制裁はアメリカが中東地域の経済を独立させ、自立できる力を付けさすといった、
慈善活動の一環とも言える。

核開発について
すでにIAEAでイランは核開発していないと結論が出ているにも関わらず、
今回またアメリカが核開発の話を持ちだしたのは、
上記2つの国是に沿った流れの一環と言える。

イランに非も無く、アメリカにも非は無い。
それぞれが国力を増強しようと努力している。
一番いけないのは日本のように他国(アメリカ)に依存した経済・政治体制となっていることである。

2011年3月23日水曜日

トリウム原発

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トリウム単独で原子力発電はできないのでしょうか。

いずれにしても日本が対米従属から脱却して、
自分の国のことは自分で決めるようにならないと原子力発電事業は永遠に凍結してしまいます。
アメリカの単独覇権から世界が多極化するに伴って、
原子力発電の本来の目的(核兵器としての利用)が意味のないものになるわけですから、
核兵器としての使用が前提にないトリウム原発の検討を日本も遅れずにしていかないといけないと思います。

トリウムとは?
  放射性物質“トリウム”最前線
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2962

中国が独占意欲「トリウム原発」とは
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110225/218599/

ウランより利点の多いトリウム原発、移行への障害は?
http://wiredvision.jp/archives/200507/2005071201.html

ウランからトリウムへ―世界の核燃料戦略を読む
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20090805/101975/

2011年3月8日火曜日

次の経済発展地域

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世界は多極化する

1970年以降中国は急速に成長を遂げた
アジア地域の覇権は中国にあり

次の数十年で地域覇権が確立するのはアラブ
古代ペルシャの地域(現在のイラン周辺)を中心に発展する
アラブ人の商才は中国に劣らない
数十年後の技術は現在のはるかに上なので、
今のうちにたくさん技術供与し投資すべき

世界はイニシャルAの地域に分かれていくのか

2010年11月5日金曜日

計画通り

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尖閣衝突ビデオっぽいものがyoutubeに 本物確定か


本物なの?
ネットが先行して提供した情報を既存メディアはどう報道するのか。
しかも政府の意向を完全に無視した情報を。

全ては計画通り。

2010年11月1日月曜日

金平糖

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昨日大学のゼミの同窓会があったので京都に行ってきました。
名古屋から車で1時間半で行け、高速道路料金は1400円でした。
さすが自民党の政策ですね。

日曜の昼に京都に着き、ラーメンを食べに行きました。
紫蔵というラーメン屋で、行くのは初めてでしたが、ものすんごく美味しかったです。
京都のラーメン屋はある程度行きつくしたはずだったのに、まだまだ知らない店があるとは私の不覚のいたす所です。
京都のラーメンは背脂醤油で、どのラーメンを取っても名古屋のまずいラーメンとは比べ物にならないくらい美味しいです。
京都に観光に行くのは良い事ですが、ラーメンを食べに行くこともオススメです。

京都で私の行きつけの店はラーメン屋ではなくて、
日本でただ1軒の金平糖の専門店、緑寿庵清水です。

金平糖といえでも1粒1粒から上品さが伝わってくる緑寿庵の金平糖は至高の和菓子です。
お値段もお手頃で70粒?くらい入って525円。
その数倍くらい高い金平糖もありますが、庶民には手が出ません。
525円の小さな袋に入った金平糖には桃、りんご、サイダー、みかんなど様々な味があり、
金平糖の中にフルーツの実がちょっと入っていたりします。

安い、高級感がある、日持ちがする、苦手な人がいない、手軽に食べれる、といった点で京都のお土産として緑寿庵清水の金平糖以上のお土産は無いと思われます。
大切な人へのお土産としていかがでしょうか。


京都はこだわり始めたら深みにハマッてしまう危険を秘めた都です。
スイーツ・和菓子といった観点で京都を観るとこれがまた面白い。

出町ふたばの豆餅は塩加減と餡子の甘さと餅の食感が絶妙な逸品です。
3個食べてきました。
その他、ラ・ヴァチュールのタルトタタン、六盛茶庭のスフレ、一乗寺中谷の三食お豆のタルトなど、どれも美味しいです。


昨日は日曜日でしたが、月曜日に有給を取っていたので、同窓会は夜遅くまで飲んでいました。
3次会まで遊んだ後、 大学の構内に車を停めて、そこで寝ました。
大学は土日は車の出入が自由でどれだけ停めていても良いとのこと。
駐車場代とホテル代が浮いたので助かりました。

京都で泊まるならファーストキャビンは一度行ってみたいですね。
9h (nine hours)もすごく良さそう。いつも自転車でそばを通っていましたが、ずっとラブホだと思っていました。
京都は街が狭く密集してコンパクトにまとまっているので、どこに泊まってもあらゆる観光地へひとっ飛び。
自転車があれば、京都の街並みを楽しみつつ、山の中以外の観光地は全て行けるので、折りたたみ自転車は必須です。
車を止める場所も無いし、狭い路地裏に美味しい店がたくさんあるのでバスや電車では不便です。


名古屋から1時間半で京都に行けるのであれば、何も面白い所が無い名古屋でデートするよりも、
京都に遊びに行った方が相当有意義。

2010年9月20日月曜日

Arts and Beginners ←

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Arts and Beginners
素人向けトリエンナーレ見学論

名古屋ではあいちトリエンナーレが絶賛開催中ですね。

街中にあいちトリエンナーレの服を来たキャッチ(おばさん)が溢れていることから、
あまり人気が出ていないのかなと思っていたら、
せっかく栄でぶらぶらしていたのでちょっと覗くだけでもいいかなと
あいちトリエンナーレに見学に行ってきました。

私なんて美術に全く興味無いし、
知識なんて高校の国語の勉強で読んだ美術論をうろ覚え程度しかないため、
見学に行ったところで現代美術の何がわかるのだと、
自問しながら愛知芸術文化センターに行ってきました。

(名古屋の電子切符ことユリカを見せると
あいちトリエンナーレの各会場を回れる共通のチケット1800円を1600円に割引してもらえました)


会場の作品をいろいろ見てみるものの、案の定何が何のことやらさっぱりわかりませんでした。
わからなくて当然ですよね。最新の芸術主義の理念なんて勉強してないんですから。

しかし、科学とは何ぞやと考えてみると芸術を楽しむのに特別な知識は必要ないと気付きます。
経済学、法学、社会学、芸術、音楽、教育、文学、数学、理学、物理学、化学、工学、医学、薬学 etc
およそ全ての科学は今の世界で起こっていることを表しています

戦争、貧富、環境問題(温暖化詐欺を含む)、近代化(大量生産大量消費)
といった現代を象徴するテーマをそれぞれの科学分野のツールを用いて分析しています。

科学なんて用語は抽象すぎてわからないですよね。
ここで科学とは自然科学人文科学社会科学といった意味合いです。

経済学では現代の貧富の格差を貿易論(日本は絶賛円高中)で表現し、
芸術ではピカソが戦争をテーマにした絵を書き、
音楽ではアフリカの飢餓と貧困層解消をテーマにしたwe are the worldが大ヒット。

物理学では近代化の象徴の自動車を生み出し、
化学では河川汚染の原因を分子レベルで分析し、
数学はそれぞれの科学分野の水準を向上させるために日々応用化が進んでいます(金融工学など)。

概ね人文科学、社会科学は自己主張が強く、今の世界を積極的、能動的に表し、
自然科学は受動的に表し、今の世界から必要とされている技術をなんとか発明しようとしています。


といった感じで全く興味のない芸術も科学という視点を意識して見ると面白いものですね。
あいちトリエンナーレに展示されている作品はどれも今の世界を表していると、素人なりに感じることができます。

以下ネタバレ注意

トリエンナーレではおじいちゃんおばあちゃんが写った作品が何点か見受けられます。
小さな子供や青年の作品ではなく、何故老人なのか。
これは高齢化している先進国を表現してますよね。

穀物で作られた戦闘機は戦時中のアジアを表現しています。
大きな部屋に人4人分くらいの長さの戦闘機が置いてあり、部屋のすみに寂しく小さな写真が飾られていました。
写真に写っているのはもちろん、戦時中の農村を行進している女性で、
写真全体から戦時中のひもじさが感じられます(まずい穀物ですら貴重な食料)。

ホームレスと取り続けているビデオは貧富の格差そのものを表します。

ただ日常生活の中にあるモノを用いた作品もあります。

一部の作品は何がなんだかさっぱり理解できないものもありますが、
それもきっと、何かしらの視点から今の世界を表現していることでしょう。

あいちトリエンナーレで出品しているアーティストの簡単な説明がこちらにあります。
アーティスト
各アーティストの説明にちらほらあるように、やはり今の世界を表現した作品を出していますね。

芸術を楽しむのに、今の世界を理解しておかないといけないというのは、
実際のところ最新の芸術の理論を勉強するよりも難しいと思います。
今の世界を理解するには幅広い教養を体系的に身に付けておく必要がありますが、
そんな教養人は滅多にいないですよね。


あいちトリエンナーレの会場の横のオアシス21では、
モノづくりの職人技を展示したスペースがあったり、
その日発売日だったポケモンBWをDSでやる子供大人がいました。

この風景を写真に取るだけでも今の日本を表す芸術となりますよね。
(必死にモノづくりの技術を継承しようとするおじさんや、最新の機械で同じ内容のゲームを楽しむ人々)
あいちトリエンナーレももっと多くの人が気軽に観にいけばいいのにと思いました。

2010年9月5日日曜日

2次元から3次元へ

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3Dテレビを見てその技術的なショボさに驚きを隠せなかった人も多いはずだ。

3Dテレビ(パナソニック、欧州3Dテレビ市場でシェア50%目指す)、3D映画(快走 3D映画 興業収入トップ3独占
は、今や(何故か)次世代エンターテイメントの象徴であるかのように語られる。

3Dテレビ、3D映画はマスメディア主導の捏造されたブームであることは疑いようの無い事実であるが、私はそんな小手先の情報操作に驚いたのではない。
もっと根本的なところ、すなわち3Dテレビ、3D映画で用いられている技術が原理的に何も進歩しないまま、あたかも新技術のように製品化され販売していることに驚いたのである。

3Dテレビ、3D映画で用いられている技術は、私も幼い頃呼んでいたコロコロコミックや小学○年生の雑誌に付録として付いていたのメガネと同じである。

人間の視差のみを利用した擬似的な3次元表示技術(のメガネの技術)は視野制限、疑似感覚による生理的不快感などの問題があるため、長時間の鑑賞には適していない。
にも関わらず3次元表示技術を高価なテレビや長時間続けて鑑賞する映画として焦って商品化しているところに、現在の技術的な限界、もしくは電機メーカーの余裕のなさを感じざるを得ない。

3Dテレビ、3D映画はブームを捏造して一時的に需要を創出しているに過ぎないので、何年と経たない内にブームは終わり需要は消滅する。
今、高価な3Dテレビを買っている人はアホである。


そんな批判はこれぐらいにして、もっと建設的に次世代の映像メディアについて考えてみよう。

スターウォーズのシリーズ第1作(エピソード4)でR2-D2が何もない空間に映像を写していたように、次世代の映像メディアは「空間立体描画」技術を用いたメディアとなる。

詳しくはここ(空中に浮かび上がる3次元(3D)映像)で掲載されているが、この技術は名称も定かでなく、実用化も程遠い。
しかし、多くの人が夢を見て想像し2次元の世界で表現しているように、未来の映像メディアは「空間立体描画」技術(※)無しでは語れなくなるはずだ。
(※ 集光レーザー光で焦点近くの空気をプラズマ化して発光させることにより、空気以外に何もない空間に、ドットからなる“3次元映像”を実像として描画する技術。)




未来の世界ではもはや映像をスクリーンに写すことはナンセンスである。
(3Dディスプレーの実用化にむけて
スクリーンの中にいる以上それは2次元の映像であり、3Dではない。
それは擬似的3D、もしくは2.5次元と呼ぶべきである。

本当に3Dテレビ、3D映画が登場するのはまだまだ10数年先の話である。