3Dテレビを見てその技術的なショボさに驚きを隠せなかった人も多いはずだ。
3Dテレビ(パナソニック、欧州3Dテレビ市場でシェア50%目指す)、3D映画(快走 3D映画 興業収入トップ3独占)
は、今や(何故か)次世代エンターテイメントの象徴であるかのように語られる。
3Dテレビ、3D映画はマスメディア主導の捏造されたブームであることは疑いようの無い事実であるが、私はそんな小手先の情報操作に驚いたのではない。
もっと根本的なところ、すなわち3Dテレビ、3D映画で用いられている技術が原理的に何も進歩しないまま、あたかも新技術のように製品化され販売していることに驚いたのである。
3Dテレビ、3D映画で用いられている技術は、私も幼い頃呼んでいたコロコロコミックや小学○年生の雑誌に付録として付いていた赤緑のメガネと同じである。
人間の視差のみを利用した擬似的な3次元表示技術(赤緑のメガネの技術)は視野制限、疑似感覚による生理的不快感などの問題があるため、長時間の鑑賞には適していない。
にも関わらず3次元表示技術を高価なテレビや長時間続けて鑑賞する映画として焦って商品化しているところに、現在の技術的な限界、もしくは電機メーカーの余裕のなさを感じざるを得ない。
3Dテレビ、3D映画はブームを捏造して一時的に需要を創出しているに過ぎないので、何年と経たない内にブームは終わり需要は消滅する。
今、高価な3Dテレビを買っている人はアホである。
そんな批判はこれぐらいにして、もっと建設的に次世代の映像メディアについて考えてみよう。
スターウォーズのシリーズ第1作(エピソード4)でR2-D2が何もない空間に映像を写していたように、次世代の映像メディアは「空間立体描画」技術を用いたメディアとなる。
詳しくはここ(空中に浮かび上がる3次元(3D)映像)で掲載されているが、この技術は名称も定かでなく、実用化も程遠い。
しかし、多くの人が夢を見て想像し2次元の世界で表現しているように、未来の映像メディアは「空間立体描画」技術(※)無しでは語れなくなるはずだ。
(※ 集光レーザー光で焦点近くの空気をプラズマ化して発光させることにより、空気以外に何もない空間に、ドットからなる“3次元映像”を実像として描画する技術。)
未来の世界ではもはや映像をスクリーンに写すことはナンセンスである。
(3Dディスプレーの実用化にむけて )
スクリーンの中にいる以上それは2次元の映像であり、3Dではない。
それは擬似的3D、もしくは2.5次元と呼ぶべきである。
本当に3Dテレビ、3D映画が登場するのはまだまだ10数年先の話である。
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